2006年12月に発足したLOOPは、名古屋を中心に活動する起業家やビジネスパーソンのための異業種交流会だ。代表の服部憲和さんは自らの起業準備を通じて、多くの刺激的な出来事や付き合いを体験してきた。そうした日々の中で出会った人たちと定期的に集まることで、新しいビジネスが生まれれば面白いと思ったのが、LOOP発足のきっかけだという。
「当初は多様な志向を持つ人が集まる、名刺交換会としてスタートしました。しかしその後参加者から、よりテーマを明確にして、ほかの交流会と差別化を図ろうという意見が出されたのです。そして選ばれたテーマが“メトロ都市経済活性化”です。地下鉄が走るような大都市の経済を活性化するには、その屋台骨である中小企業を支援することが大切。そこで、経済活性化の根幹をなす起業支援と、B to Bマッチングをメインコンセプトとしたビジネス交流会づくりに取り組むことに決めました。起業家や優秀なビジネスパーソンにとって何よりの財産は人的ネットワークです。それを構築できる場を提供したいと考えています」
現在メンバーはすでに起業した人やこれから起業する人を含めて220人。今後さらに増やしていく計画だ。この参加者リストを活用し、“この人に会いたい”という人同士をピンポイントでマッチングしていくことも検討中だという。
「定例会では地元の著名企業家や専門家によるセミナーを開催した実績があります。今後も、アンケートに基づいてできるだけメンバーの意見を反映させながら、参加者が満足できるコンテンツを提供していく予定です」
2007年8月には初めての支部を東京にも設立した。将来的には大阪、札幌、福岡などにも支部を出したいと服部さんたちは考えている。
「最終的には地下鉄が走る全国の大都市に支部を開設するつもりです。東京支部はその第1弾。東京の人たちのためだけではなく、名古屋の人たちが東京に進出するきっかけにもしたい。反対に、熱い名古屋経済に興味を持つ東京の人が、こちらにアプローチするきっかけにもしたいですね。そこで、名古屋本部との合同イベントも随時開催する予定です」
2007年12月には1周年イベントを開催する計画で、その際には名古屋と東京を結んでの2元中継を行うことも検討中だという。そして3年後には参加者が1万人規模になる交流会を目指す。ただし、規模はあくまでも目安であり、真に重視するのは参加者の継続的な参加だという。
「交流会に参加する人は新しい人との出会いを求めがちです。しかし、それ以上に重要なのが継続的に参加し、同じ人に何度も会って信頼関係を構築していくことではないでしょうか。ビジネスの基本は信頼関係です。それがないところにビジネスは成立しませんし、何かを無理に始めても短期間で終わってしまう危険性もあります。LOOPでは参加者同士ができるだけ顔を合わせられるよう、様々なサポートをしていきます。また信頼関係構築には“もらう前に与えよ”という精神も重要。それができる方々の参加を歓迎します」
20歳以上で、起業家、起業志望の方、経営者および様々な分野で活躍しているビジネスパーソン。未来を夢見て前向きに頑張っている方。参加意識に富み、会の運営を継続的かつ積極的にサポートする意思のある方。会運営に関する情報連絡を迅速かつ的確に行える方
(ネットワークビジネスをはじめとする各種勧誘目的の人物の参加は不可)
名古屋本部:第1または第3土曜日 18時〜
東京支部:第2または第4土曜日 18時〜
入会金・会費なし。定例会参加については飲食代・会場費などで5000円前後
ホームページの申し込みページから、必要な内容を記載のうえ申し込む
http://www.loop.saloon.jp/
2006年、生活の質を高め、豊かにするための商品・サービスの開発を担う「ライフデザインギアサプライ(株)」を設立。また、経営コンサルティングを含めた士業ネットワークによる会員制オンラインサービスや、ベンチャー企業経営者のための交流会「#RAISON D’ETRE」の運営も手がけている。
独立開業後、ネットで顧客づくりを目指しましたが思うようにいかず、リアルでの人脈づくりを検討。そこで出会ったのが服部さんでした。メールをやりとりするうちに人柄にひかれ、交流会に参加。やがて運営の手伝いもするように。会を通じて人とのつながりが増えつつある一方で、参加者に満足を与える運営や組織づくりへの興味も高まってきました。まずは、リピーターの参加者を増やしたいですね。
「やさしい株のはじめ方」というサイトを運営しています。とにかく楽しいというのがLOOPの印象で、心からの友人が増えました。参加者には起業家が多く、会うたびに“事業を広げた”、“社員を採用した”といった話を聞き、自分が会社運営をするうえでも非常に刺激になっています。また、実際にビジネスの面でも、パートナーとしてアライアンスが組めそうな人も見つかり始めました。
広告デザインの会社を経営しています。今回で4回目の参加。仕事柄、あらゆる業種の方々がクライアントになる可能性があり、そうした人たちとの交流や情報交換はとても重要です。また参加者との交流を通じて、異業種の人たちは日頃何に関心を持ち、何を考えているのか、また自分の考え方がほかの人々とずれていないかといったことを知るうえでも、とても役立っています。
別の交流会で服部さんと知り合い、後にこの会の発足に参加しました。現在は定例会の司会も担当しています。それがきっかけで顔を覚えてくれる人も増えました。自分をアピールするいいチャンスになっていますね。この会を通じて、参加者同士が専門分野について情報交換し合える関係ができつつあります。私自身についても“保険のことなら榊原に聞け”という認識が広まればうれしいですね。